忍者道場で忍道を知る

京都にはおもろいところがたくさんあります。

「忍者道場」というところに行ってきました。

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40歳で忍者に転身した伊蔵さんがやっている忍者道場。忍者グッズがたくさんおいてあったり、忍者体験をすることもできます。店内には忍者屋敷さながらのからくりやしかけも。

ざっと忍者豆知識を紹介。

・忍者の刀は、鞘が丸ではなく四角形

ー壁に立てかけて足がかりにして壁をよじ登ったり、どこかに隠しておくときに安定する

・忍者の刀は反っていない

ーなんでだかわすれちゃった

・手裏剣は、元々は棒状だった

ー手の裏の剣と書くように、もとは短剣。手の裏に忍ばせて突き刺したり、もちろん投げて攻撃もできた。

 

などなど。いろんな仕掛けが施されていて、とても面白いです。

 

 

色んな話を聞けたけど、特に面白かった話。

サムライは左の腰に刀を差します。

誰かに対面するときは刀をおろし、逆さにして自分の右側に置きます。これは、すぐに刀を抜けないことを示し敵意がないことを相手に示すため。

でも、サムライが座るときには、すぐに刀を抜けるように、左膝から地面に下ろします。

つまり、両極端の行為が一つの動作の中に同居しているということです。これは非常に日本的な思想らしく、そういった陰と陽というか、両極端のものでもまとめてしまうという、独自の感性があります。

神仏習合はその典型例でしょう。日本人は、昔から白黒はっきりつけるというよりも、それらを受け入れ、共存させることをしてきました。

現代社会では、宗教の違いによって戦争が引き起こされています。日本人の考え方は、こうしたものを止める一筋の光になり得るのではないか。ということを話されていました。

忍道にも共通するところがあり、忍者としてこうしたことを伝える活動をしているのだとか。

 

お話を聞いて、確かになあと思うことも多く、大変興味を持ちました。

神仏習合などの日本人の宗教観、忍道や武士道について、勉強してみたいと思いました。

日本人を考える上で、とっても大切な観点だと思います。単なる好奇心だけでなく、ビジネスや生き方に関わってくるような学びが得られるような気がしています。