2018年4月2日
2018年4月2日、僕の社会人生活がスタートした。
社長が話してた。「今日という日の気持ちを大切に持っておいてください。きっと何年か後、あなたにとっての大きな財産になるはずです。」と。
なんとなく自分でもそう思うので、熱が冷めやまぬうちに今の気持ちを書き残しておきたい。
内定を頂いてから、ずっと社会人になること、入社することを楽しみにしていたのだけど、なんでか入社前日、会社に入るのがとても憂鬱になって、「あれ、このままずっと寝てたらどうなるかな?」とか、変な気持ちになっていた。
不安と期待の入り混じったよくわからないコロコロした感情のまま、会社の集合場所に向かった。集合場所に行くと、すでに見知った顔がいくつかある。一人一人の表情を見ながら、懐かしい顔を見つけては会釈をしていくうち、なんともいえない安心感がわいてきた。「仲間がいる」と思えたのかもしれない。とにかく、ちょっともやもやしていた気持ちはすぐにどこかに行ってしまっていた。
「これから新しい生活が始まるんだ。」(エモ)
入社式。別に自分が何かやるわけでもないし、どうってことはないんだけど、勝手に緊張していた。
腹式呼吸をした。これは中学校の国語、書道の時間に心を整える時間として先生が促していた腹式呼吸が妙に好きで、今でもソワソワするときに実践していることだ。
椅子は浅く座って、手は軽く握って膝の上に。これはとある企業の選考で教えてもらった作法だ。
腹式呼吸も、椅子の座り方も、体が自然に動いたって感じ。
なんだか変な話だが、これまでの人生での経験を自分の中に取り込みながら、今の自分がここにいるんだなあと感じて、しみじみとこれまでの人生に感謝した。(エモ)
社長の言葉が妙に心に残った。こういう型通りのあいさつ文はあまり頭に入ってこないんだけど、今回はなんだかすごくよく心に入ってきた。
二つのメッセージとして「Endless Update」「moonshot」という言葉を頂いた。
これがどちらもすごく共感できるというか、自分の心にすっと落ちてくるものがあって、「これは社長の声だけど、仏様のお導きかな?」と思いながら聞いていた。どっちも絶対自分の中で持ち続けていきたい。
Endless Updateは、「常に現状に満足せず、上を上を目指して突き進んでいくこと。」だと解釈した。これは本当に自分の中で持ち続けていたい。これから一か月研修するわけだけど、どうしても同期の中での自分の位置を考えがちになると思う。仮にその中でまあまあできていたとしても、そこで慢心したら本当に終わり。あっという間に他の会社に進んだ友達に置いていかれてしまうだろう。常に高いところを見続けて、自分をアップデートしていきたい。これは何度でも自分に言い聞かせたい。
moonshotは、「初めて月を目指すような、壮大な夢を描きなさい」という意味の言葉。この言葉は知っていたが、正直入社式で社長の口から出てきたことに驚いた。ベンチャーの社長とかは言いそうだけど、これほどの大企業グループの社長でも言うんだ と思った。最近は想像力というものを意識しながら人と接するように心がけているのだけど、誰かの発言をそのまま受け取るんじゃなくて、「この人がこの場でこういうことを言うってどういうことなのだろう?」ということを意識するようにしている。社長がこの発言をした意図ってなんなのだろう。社長は、本気で世界一のデジタル広告会社を作りたいと話していた。
これを聞いて、「あっ、でかいこと掲げていいんだ。」と安心するような感覚があった。ちょっと前、同期と話していたこともその一つ。
「ネット広告を、心から良い広告だよねと言えるようにしたい。」
正直、今はネット広告なんてうざいものとしか思えていない。リニアな情報が溢れる時代に、広告を無理やり差し込むこと自体に無理があると思う。ただクリックしてもらえたらいいとか、そんなことだけじゃなくて、もっと本当の効果を追い求めたい。そして、心から「このネット広告は価値があります!」と言えるようなものを作りたい。そういう本質を追い続けることを、まず最初の自分のムーンショットにしたい。
色々感じたことはあるけど、初日はこれに集約されるかな。
あ、あと、「でかい会社に入れてよかったな。」と思う瞬間があった。まだ何も始まってないのに何言ってんだ?って感じだけど、とにかくそう思った。
「これからこんなにでかい山を登れるんだ。」と。(エモ)
マクロな対象としての“世の中”との距離が近くなった感じがした。社会に対して大きなことができそう。これからの坊主キャリアにとってもそうだし、きっとこれからの5年くらいはとても良い経験ができる、望んでいた環境はあるなと思った。たぶんこの感覚は間違っていない気がしている。
さて、寝落ちして今日になっちゃったけど、今日も頑張ろう。