ヨーロッパ旅行前半戦 メモ

テストや卒論、やりたいことに追われ、卒業旅行にいくなんてあんまり考えてなかったけど、大学で最初に仲良くなった同じ学部の友達のたけるに誘われたので、卒業旅行としてポーランドウクライナに行くことにした。

さらにせっかくならということで、後半は彼女を呼び寄せ、ギリシャクロアチアに訪れることに。

 

現在旅行も折り返し地点。彼女と合流するためワルシャワ空港にいる。簡単にここまでの旅行を振り返ってみる。

 

◆2月5日

朝に出発して、10時間の飛行機に揺られる。機内ではあらかじめダウンロードしていた「ライフイズビューティフル」と「戦場のピアニスト」を視聴。ライフイズビューティフルを見た時点で涙腺崩壊。心が苦しくなって、自分はこれからこのアウシュビッツに行くのか・・・という気持ちになって、自分の軽率さを嘆いた。そして続けて戦場のピアニストを視聴。こちらは本当に怖い映画で、戦争の恐ろしさを痛感した。ピアニストの感動ストーリーかな?くらいに思っていたので衝撃が大きすぎた。このあと自分はワルシャワの地に降り立つのかと、怖い気持ちになった。急に一人であることが不安になった。こういう悲劇の場所に自分が深く考えもせずに行こうとしていたことに対して呆れた気持ちになった。

ワルシャワに到着。飛行機でちょっと寝たので、怖い気持ちはちょっと薄れ、観光の気持ちを取り戻すことができた。

ついたのが夕方だったので、その日は軽くまちを散歩して、宿に荷物を置いてから旧市街地に繰り出した。寒くてウルトラライトダウンを着ているのに震えて帰りたくなった。夜ご飯は旧市街の近くのポーランド料理屋で。餃子みたいのと、くりぬいたパンにスープが入ってるやつ。あんまりおいしくなかった。夜はドミに入った瞬間寝てしまった。

 

◆2月6日

1日ワルシャワ観光。

・ワジェンキ公園

ここは夏に行くと毎週音楽会が開催されている西洋一美しい公園らしい。が、冬は雪に覆われ寒い。むろんコンサートもやっておらず。まあいい。すごく静かで、ショパンを聞きながら講演を歩くととても雰囲気があった。(ポーランドショパンの生まれた地)

水上宮殿なる場所には、なぜか野生のクジャクが・・・!5羽くらい佇んでいた。近くで見ても全然動じないし、何なんだ・・・。羽めっちゃきれいだけど、クジャクって飛ぶのかな?

あと、銅像もたくさんある。ニーブラの像もあった。

ショパン美術館

ショパンの半生がてんこ盛りに綴られる。とにかく展示が多い。楽しむための仕掛けがたくさんあって、ショパンのことをあまり知らなくても楽しめた。

・旧市街地

タイ料理を食べて、旧市街地へ。昨日は夜だったので、また景色が違う。露天商などもおり楽しかった。ワルシャワの旧市街地は、すべて戦後に復刻されたもの。ヒビまで再現したというそのポーランド人の不屈の精神に対して、世界遺産認定されたのだという。戦場のピアニストも観ていたので、非常に感慨深かった。

ワルシャワ蜂起慰霊碑

観光客があまり行かないというワルシャワ蜂起の慰霊碑にも立ち寄った。町はずれの住宅地、小さな区画だけど木に囲まれていて、外からは見えないとても静かな場所。まだ新しそうな花が供えてあった。彼らの魂は、いまなおワルシャワに息づいているとの碑文が印象的だった。

・ウェルスアンドファーゴ

そうだ、古着屋巡りもした。ポーランドには、量り売りの古着屋がある。量り売りの古着屋は、1kg当たりの重さで値段が決まる。三か所くらい回ったけど、それぞれkg当たりの値段が違っていて面白かった笑

ポーランドの街歩いていても、あんまりおしゃれだなと思う人がおらず、みんな同じような服装をしていて、古着屋もそこまで欲しい服はなかった。一着いい感じのがあったから買った。

ショパンの心臓の教会

ショパンの心臓が収められている教会がある。ワルシャワにはいくつかガイドブックにのるような教会があるのだけど、ここはちょっと雰囲気が違った。もちろん内装の美しさはあるんだけど、何より地元の信者さんがめちゃ足を運ぶ教会のようだ。ほかの教会とくらべて、地元の人がとても多かった。老人から若者、カップル、家族など、様々な人が訪れているのが印象的だった。なんでこんなに信仰が深いんだろう。たまたま神父さんがお告げ?みたいのをやる時間にあたって、小さい部屋に50人くらいだろうか、信者さんが集まって、復唱したり、歌を歌ったりしていた。僕もこっそり忍び込んで、後ろで見させてもらった。みんな思い思いに十字架をきっている。神父さんは謎の儀式をしていて、なんかまるい紙?花びら?みたいのをコップに入れたり出したりしている。そして最後にはそれを食べていた。。

しばらく眺めていたら、急に信者の皆さんが前後左右の人たちと何か言いながら握手を交わし始めた。すっかり油断していた僕は、まさか急に自分にも関心が向けられるとは思ってもおらず、たじろいだ。すると、一人のおじいさんがとてもやさしい目で握手を求めてきた。手があったかい。すごく優しい目でこっちを見ている。何だろう、すごく安心する気持ちになった。続けて何人かと握手したけど、なんだろうこれは。暖かい。これが隣人愛ってやつなのか。悪くない。いろんな世代の人との交流の場所にもなっていてとてもいいなと思った。初めてキリスト教を体験したけど、教会の雰囲気とか、こういう儀式とか、正直思想はあまり理解できないけど、体験としてはすごくよかった。

・たけると合流

何とかワクチン接種のめどが立ったたけるがワルシャワにやってきた。感動の再開を果たすべく空港へ迎えに行った。相当疲れがたまっていたのか、空港で寝てしまったら、たけるが到着していて、感動の再会ならず笑 なんで待たせるんだよ的な、哀愁のある再会になった。合流してドミトリーへ。長い一日だった。夜はケバブキングにて大盛りケバブサンドを食らう。

 

◆2月7日

この日は朝からクラクフに移動。そしてヴィエチリカ岩塩抗という世界最大の塩の洞窟へ。世界遺産なだけあって大迫力。螺旋階段を延々と降りた先に、地下世界が広がっていた。本当にここが地下かとびっくりするほどの巨大洞窟になっていて、1800年代前後の人が掘り進めたのだと思うと尊敬しかない。何年かかったらこんなすごいものができるんだという感じ。地下には巨大な教会があった。これも本当に見事としか言いようのない場所だった。最後、地上まで上がるエレベーターが「かご」って感じでスリル満点で面白かった。

夜はちょっとクラクフの街を歩いて、かんちゃんとその友達と合流してご飯。クラクフ超綺麗。雪が街並みに映えていた。教会の内装もこれまで見た中で一番きれいで、さすが最初に世界遺産に登録された10数のうちの一つだなと思った。

かんちゃんたちといったご飯もおいしかったなあ。じゃがいものミルフィーユグラタンみたいのがおいしかった。

◆2月8日

チェルノブイリ&夜行バストラブル

◆2月9日

夜行バス&注射

◆2月10日

チェルノブイリツアー

◆2月11日

キエフの街散策&オペラ

◆2月12日

彼女と合流